北陸新幹線「黒部宇奈月温泉駅」には、富山地方鉄道「新黒部駅」が隣接し、宇奈月や富山方面などに接続しています。
富山地方鉄道では、関東や関西の私鉄から譲り受けた車両が使用されており、それらの車両を見て懐かしいと感じられる方もおられるのではないでしょうか。
富山地方鉄道の駅には、新黒部駅や荻生駅のように比較的新しい駅や、東三日市駅や経田駅、西魚津駅などレトロで歴史を感じる駅、宇奈月温泉駅のように山小屋風の駅など、さまざまな駅があります。
富山地方鉄道の駅名にもなっている各地域名には、それぞれ由来があります。
愛本駅の愛本の地名の由来は、扇状地の要の意味で「あいもと」と呼ばれ、それが「合本」、「相本」、そして親しみの持てる「愛本」へと変化していきました。
下立駅のある下立は、黒部市嘉例沢から下立村が分立したことに起源があり、嘉例沢の山から下り立った地ということで、このような地名になったと伝えられています。
東三日市駅には、「三」のつく日に市が立ったという由来がある「三日市」が入っており、宇奈月温泉駅の「宇奈月」には、黒部川の電源開発の功労者たちが、宇治や奈良と並ぶ名月の地になるように、もともとあった「うなづき」の地名に「宇奈月」という字を当てたという謂れがあります。
このように、富山県東部のにいかわ地域には、さまざまな地名があります。地図や観光マップを見ながら、その地域の歴史や文化に思いを馳せるのも楽しいのではないでしょうか。
また、10月に入り、すっかり紅葉の季節になりました。
にいかわの紅葉時期については、黒部宇奈月温泉駅隣接の地域観光ギャラリー内「観光案内所」にお問い合わせください。